就職活動は、社会に貢献できる人材として一歩を踏み出す重要な機会です。体育会活動で培った自身の力をどのように活かすのか、将来の人生設計をどのように考えていくのかなど、多くの選択と決断をせまられます。そこで、摂津塾が第10回目をむかえる2015年、新たな試みとして就職活動をテーマに開催しました。
「摂津塾 就活」は対象者を3年生とし(1年生、2年生も参加可能)、若手OBOGを業界アドバイザーとして招き開催しています。最初の2回は若手OBOGと学生のパネルディスカッション形式、そして2018年の第3回目以降は「甲南大学体育会OBOG業界研究会」として、学生とOBOGが直接会話できるセミナー&ブース形式で実施しています。
「甲南大学体育会OBOG業界研究会」は、企業や大学が実施する業界研究会をより活用するため、独自のコンセプトで開催しています。体育会活動のために就職活動セミナーやインターンシップに参加する機会が充分ではないことを踏まえ、短絡的に選考に臨むことを防ぎます。そして、不安を解消し自信を持って進めることを大切にしています。そのため、単に就職活動のノウハウを得るのではなく、広く社会で活躍できる人材になるための考え方や行動力などを、自身に振り返ることを目標としています。
業界研究会には、甲南大学体育会の若手OBOGが「業界アドバイザー」として協力しています。勤務先はメーカー、商社、金融、マスコミ、IT、公務員など、幅広い業種です。学生は現場の話を聴き、どのような産業や仕事があるのかを知り、どのようなことが求められるのかを考えます。企業のリクルートはしませんが、仕事の魅力や厳しさを生の声として伝えることで、学生達が自身の方向性を見出していくことを目指しています。
その他、キャリアコンサルタント有資格者による「体育会就活セミナー」を開催し、日々練習に励む体育会学生にとって重要な的確な情報収集と、効率的なスケジュール管理、密度の濃い選考準備への支援を行っています。
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